プロフィール
大阪府出身。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース 首席卒業。曽我部千恵子、故田中千香士、故工藤干博、原田幸一郎の各氏に師事。 1997年リューベック音楽大学に留学し、ザハール・ブ口ン氏に師事。1999年よりチューリッヒ音楽大学大学院にてジョルジュ・パウク氏に師事し、2003年最優秀の成績で卒業する。第44回全日本学生音楽コンクール(毎日新聞社主催NHK後援)中学校の部大阪大会 第1位。第11回日本モーツァルトコンクール第1位。ドットバイラー国際ヴァイオリンコンクール及び、キバニス国際室内楽コンクールにて優勝。 また室内楽奏者としても、ミュンヘン国際弦楽三重奏コンクール及び、バーゼル国際室内楽コンクール優勝(トリオ・オレアーデ)これまでに、ロームミュージックファンデーション、安田生命クオリティ・オブ・ライフ文化財団より奨学金を受ける。また、文化庁在外芸術家派遣研修員としても活動を広げる。2007年からは、ヨーロッパ中心に活動している弦楽三重奏グループ「トリオ・オレアーデ」に力を入れる中、日本での演奏も再開し、定期的にリサイタルや室内楽コンサート、ゲストコンサートマスターとして活動を広げる。高槻ライオンズクラブ賞受賞。 現在スイスのチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団に在籍しながら、弦楽三重奏グループ「トリオ・オレアーデ」のヴァイオリン奏者としても活動。2015年にバーゼルで行われた「トリオ・オレアーデ」の演奏がライブ録音され、デビューCD を発売。2020年にはトリオ・オレアーデ2nd CD「MOZART」が発売され、その演奏解釈と高度な技法に高い評価を得ている。 使用楽器はスイス・ハービスロイティンガー音楽財団より貸与されている、1710年製ストラディバリウス、「キング・ジョージ」。 この楽器は故貴志康一が1920年代にベルリン留学時に所有していたストラディバリウスであり、石橋幸子は彼がその楽器を手放して以来、初めての日本人奏者として演奏が許可された。2022年秋には3rd CD「貴志康一知られざる作品群」が発売され好評を得る。また当時貴志康一自らが演奏した「キング・ジョージ」を奏でて演奏された彼の未発表作品は、90年の歳月を経て再び息を吹き返し、彼の作品に再び注目が集まった。